メールなどでのお問い合わせで
『30坪ぐらいの広さを考えているんですが、どれくらいの価格で建てられますか?』
『トヨダさんの坪単価を教えてください』
など
『普通の仕様で良いので坪単価を教えてください』
このようなご質問をちょくちょくいただきます。
弊社では、この質問には実は非常に答えにくいものです。
何故ならどのような建て方をするのか、室内の天井の高さ、窓のサイズと数、
耐震性能や断熱仕様、設備の仕様グレードのによっても同じ30坪でも
価格が全く異なってくるからなのです。
※余談ですが、
小児科のクリニックの先生からも同じような問い合わせがあるそうです。
冬になると、インフルエンザ予防接種の料金を
わざわざ問い合わせてくるお母さん達もいるそうです。
なるべく価格が安いインフルエンザ予防接種ってどうなんでしょう。
さて例えば、30坪という広さを平屋で建てるとしたら、
弊社の標準仕様であれば、消費税まで含めると、
本体価格●●●●万円ぐらいの価格(消費税を含む)になるのですが、
1・2階とも15坪ずつの総二階建て住宅で建てるとしたら、
消費税まで含めてもまる●●●●万円ぐらいで建てることが出来ます。
つまり、同じ30坪でも、家の建て方によって、
これだけの価格差が生まれることになるというわけです。
(もちろん同じ材料を使ったとしてです)
また、同じ2階建てでも、1階の面積が大きく、2階の面積が小さい家と、
先程の1・2階の面積が同じである総二階建て住宅とでは大きく価格が異なってくるわけで、
仮に、1階が22坪で、2階が8坪の家を建てるとしたら、
先程の平屋と同じぐらい(約●●●●万円)の価格になってしまうので、
価格については安易にお答えしずらいのです。
弊社では、家づくりスタートする場合は、必ずライフプランと
資金計画を行なうことで、家に費やすことが出来る適正な予算を算出していただきます。
そして同時に、どのような住まいを望まれているのか?
をヒヤリングをしてその予算の中でどのような間取りにしていくのか?
を考えるようにしています。
弊社の住まいに対する考え方はズバリ「予算&暮らしやすさ > 広さ&豪華さ」です!
先程の例ですとライフプランと資金計画の結果、家に費やせる予算が●●●●万円だとすると
弊社では30坪の総二階建て住宅を提案しません。
例えばこの場合、1階が狭く収納も少なくなってしまい、
リビングがいつも散らかっていていて暮らしにくい家になりやすいからです。
また予算もアップしていただいて、30坪の平屋を提案するのでもありません。
出来る限り家には予算の負担をかけすぎない方が良いのです。
弊社がご提案するのは、この予算中で、あなたが最も暮らしやすい住まいです。
となると、●●●●万円という予算の場合であれば、
その予算の中で建てることが出来る平屋になり、
おそらくその面積は26〜28坪ぐらいになると思います。
敷地によっては建築が無理な場合もあるので絶対ではありません。
間違いなく『えっ!?25〜27坪って狭くない???』と
全ての方がこのようにお感じになると思います。
でも実際のところは、25~27坪の平屋住まいは、
決して想像通りの狭い家ではありません。
25~27坪あれば、まず玄関に2帖の土間収納をつくることが出来ます。
そして、このぐらいの広さの土間収納があれば、靴や冬の上着だけじゃなく、
自転車や趣味のものだって片付けておくことが出来ます。
また、LDKも16帖とゆったりしており、
対面キッチンで4人掛けのダイニングテーブルが置けて、
3人掛けのソファーも置くことが出来ます。
しかもキッチンの裏には、
4帖もあるたっぷりとしたパントリー&納戸をつくることも出来ます。
さらに、洗面と脱衣室を別々に分けることも出来るので、
脱衣室には、洗剤類だけじゃなく、ランドリーボックスやハンガーも置ければ、
フェイスタオルやバスタオルだって全部収納しておくことが出来ます。
寝室にも3帖ものたっぷりとしたウォークインクローゼットをつくることも出来るので、
収納に困ることはまずないでしょう。
子供部屋だって、しっかり2室確保することが出来ます。
しかも、子供部屋が1階にあれば、おもちゃや絵本といった荷物を
自分の部屋に片付けておくことが可能です。
そうすれば掃除や片付けの時間と手間を2階建て住宅に比べると、
大幅にカットすることだって出来ます。
しかも耐震性能は熊本地震の震度7を2回も耐えた水準で光熱費も少なく、
冬温かく夏涼しい断熱仕様の住まいを実現することが出来るんです。
25~27坪という広さがあれば可能なのです!
光熱費が少ない家づくりにすることで、その分を外食の回数を増やしたり、
旅行に使ったり、少し得をした気分になりませんか?
とはいえ、あくまでこれは2600万円という予算に焦点を絞った一例です。
あなたにとってベストな予算は、ファイナンシャル・プランナーさんとライフプランをしながら資金計画をしていただかないと正確には分かりません。
どのような住まいをご提案するのかということも、その予算次第で全く違ってくるものです。
もちろん敷地の広さや高低の形状にも左右されます。
しかし、1つ確実に言えることは、
無駄に広い家や無駄に豪華な家をご提案しないようにすることで、
必要最小限の予算で、最も暮らしやすい住まいづくりを行なうということです。
これから先、子供たちの教育資金も想像以上にかかることになります。
また、先行きな不透明な日本の社会であるがゆえに、
老後資金などもしっかり準備をしておかないといけません。
しかし、かといって欲しいものが全く買えない、旅行にも行けない、
自由にお金が使えないのでは?とストレスばかりが溜まっていくと
家族と楽しい暮らしを送ることが出来なくなってしまいます。
そのためにも、ファイナンシャル・プランナーさんとライフプランが大切なのです。
風邪を引いた時や体調が思わしくない時に、かかりつけのお医者さんに診察に行くように
お金のコトはファイナンシャル・プランナーさんと相談することをお勧めしています。
せっかくの家を手放さないために、そのようなことにならないためにも
弊社では専属のファイナンシャル・プランナーさんとライフプランを
予約制で定期的に開催しております。
よく考えていただき正しい判断のもと、納得をしていただき安心して
家づくりを行うようにしていただければ幸いです。