家を建てる時に、土地から買って家づくりをする方は約80%と言われていますが、
この場合、土地を買わなければいけない分、家に掛けられる予算が少なくなってしまって、
身の丈以上のオーバーローンを組んでしまいがちになります。
もちろん、家に充分な予算が掛けられなくなれば
妥協だらけの家を建てざるを得なくなってしまいます。
また、身の丈以上のオーバーローンを組んでしまうと、
これからの生活や将来に大きな支障をもたらすことになってしまいます。
では、そうならないように、土地から買って家づくりをする場合は
正しいステップを踏んでいく必要があります。
そのためには、すでに考えているいくつかの勘違いについて
しっかり正しておかなくてはいけません。
◇勘違いその1:家づくりは土地探しから始める?
まず1つ目の勘違いは、家を建てたいと思ったらまず不動産屋さんに行って
土地を探してしまうということです。
いきなり土地を探してしまった場合、かなり高い確率で土地に予算を
使い過ぎてしまいます。
つまり、予算的に買ってはいけないような土地を買ってしまいやすくなるということです。
こうなると、冒頭で申し上げたような状態に陥らざるを得なくなってしまいます。
後悔しないためにも、いきなり土地探しから始めるのではなく、
まずお客様自身にとってのベストな土地予算について
正確に把握することから始めなくてはいけません。
◇勘違いその2:雑誌やネットに載っている金額だけで土地が買える?
これも多くの方がそう思い込んでしまっていますが、
もちろん実際、表示金額だけで土地が手に入るわけはありません。
土地を購入しようと思えば、不動産屋さんに支払う仲介手数料がかかります。
その他に土地の所有権を移してもらうための登記費用がかかります。
また土地代を銀行から借入する場合は、土地に担保設定をするための
登記費用がかかります。
その他には隣地との境界費用がかかります
などその他にも様々な経費が掛かってくる場合があります。
このように、土地代以外の費用が別途で掛かってくるという現実を
しっかりと予算に入れておくようにしなければいけません。
◇勘違いその3:土地は広いほど良い?
確かに、せっかく家を建てるのであれば、
広い土地にしたいという気持はよく分かります。
広々とした庭で、のんびりと過ごしたい。
子供たちをのびのびと遊ばせてやりたい。
などという夢は、誰もがお持ちになるはずです。
しかし、現実的に考えてみると、
その庭に生えてくる雑草は一体誰が抜くのでしょうか?
容赦なく延びていく庭木の手入れは一体誰がするのでしょうか?
ちょっと放置しているだけで、あっという間に伸びてしまう芝生は
一体誰が定期的に刈るのでしょうか?
その範囲が広くなればなるほど、手入れはさらに大変なものになってしまいます。
また、広い土地を購入すると、庭などの外構工事費用も、
それに連動して高額になってしまいます。
これから一生払い続ける固定資産税の税金もかなり割高になってしまうことになります。
200㎡(=約60坪)までと、それを超える部分では、
驚くほど税金の金額が違ってくることになります。
そうならないためにも、購入する土地はお客様にとって必要最小限の
広さにしておくようにしなければいけません。
そして、お客様にとって必要最小限の広さを知るために、
どんな家を建てたいのか?を土地探しをする前に
ある程度明確にしておく必要があります。
高額な土地探しからの家づくりで、妥協だらけの仕様の家を建てることになったり、
オーバーローンで悲壮感漂う暮らしを送ることにならないためにも、
まずは、知らず知らずの間に受け入れてしまっている
このような思い込みを払拭するようにしていただければと思います。
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