家を建てると、後に大変な手間になるのが庭の草取りです。
春から夏にかけては、少し放置しただけでも、
あっという間に草がボーボーに生えてきます。
その手入れをせずに長い間放置してしまうと、
草たちが根を伸ばしてしまい、草取りが大変な重労働になってしまいます。
また、家の前にシンボルツリーを植えると、
その緑がとっても映えて素晴らしい景観になるものの、
その木の種類によっては、どんどん成長してしまい、
そのまま放置していると、隣の敷地まで枝や葉がはみ出してしまっています。
その結果、落ちた葉っぱが隣の庭に飛んでしまうだけではなく、
葉そのものが隣の庭に落ちることになり、
余計に隣の方に迷惑をかけることになるので、
植栽もまた定期的にメンテナンスする必要があります。
このように庭づくりも、将来のことを考えておかないと、
建てた後の手入れやメンテナンスが大変だったりします。
子育てをしながら、共働きで忙しい日々を送られていれば、
なかなか定期的にそんな時間を取ることも難しいでしょうし、
休日ぐらいはゆっくり休みたいはずなのに、
専業主婦の奥様にたのまれての作業も大変です。
こうならないためにも、庭の手入れという家を建てた後の余分な手間を
少しでも省くことが出来るように、2つのご提案をさせていただきます。
その1:無駄に広い土地を探して買わないコト
家が建っていない土地は、狭く感じてしまうのが当たり前なので、
“こんな狭い土地に家が建つのだろうか?”と不安になり、
多くの方がなるべく広い土地を探してしまい、
そして無駄に広い土地を購入してしまい、
その結果、土地に無駄な余白をたくさんつくってしまいます。
毎年支払い続ける税金のコトも考えましょう。
土地が広いと庭の工事費用も高額になります。
草が生えてくる面積が広くなってしまうので、
余計に手入れに手間がかかることになってしまいます。
しかも、土地面積が広い分、庭の工事費用だけではなく
土地取得費用も高くなってしまうことになるので、
家づくりの総予算が高くなってしまうことにもなります。
(もう一度、言います。毎年の税金の支払いがあります!)
そうならないためにも、庭の手入れの手間を省くためだけではなく、
家づくりの総予算を抑えるためにも、
お客様が建てたいと思っている家を建てることができ、
必要台数の車が置けるぐらいの広さの土地を
探していただくことをオススメしています。
その2:家のデザインを美しくするコト
いろいろな部材を使い装飾していくことで、家のデザインを
美しくしていくのではなく、余分な装飾を全て省くことで、
家のデザインをそもそもスッキリシンプルな美しさにするということです。
家そのものを美しくすることが出来れば、
庭は、その美しさを引き立てる役に回ればよくなるので、
無駄な装飾も必要なくなれば、塀や目隠しも必要なくなります。
その結果、余分な工事をする必要がなくなるので、
庭のコストを下げることが出来るようなります。
同時に、家そのもののコストも下げながら。
他方、装飾をたくさん施すことでデザインを美しくした家は、
家そのものにもコストがかかることになりますし、
庭にも木を植えたり、芝を植えたり、塀や目隠しをつくったり、
前面道路からアプローチをつくったりと、
様々な装飾を施さなければいけなくなるので、
庭の工事費用も余分にかかることになってしまいます。
そうなると家を建てた後も庭の手入れの手間も
余分にかかることになってしまいますし、
それをサボれば、どんどん家が美しくなくなってしまいます。
このように、建てた後の面倒で大変な手間を最大限に省くためにも、
2つのポイントを意識するようにしていただければ幸いです。