前回の続きです。
収納スペースを活かす物の収め方3つのルールのうちの二つめは、、、
収納ルール2
【壁をつくらない】
「壁」?って疑問に思いましたか?
マンションの収納部分は、棚の仕様が大半。
引出しが予めついている収納はほぼ皆無でしょう。
その、棚部分(押入しかり)に、市販の衣装ケースやタンスなどを収めて
使っている方が多いのではないでしょうか。
この、引出し収納を、収納の中にギッチギッチに入れているお宅が
割と多くあります。
きっちり入っていると、見た目はスッキリ美しいのですが、実は使いにくいことも。
ぎっちり壁のようになった引出し収納は、圧迫感がある上、当然ながら
引出しを開けなければモノを出したり戻したりできません。
「引出しを開ける」という動作は、案外めんどうなもの。
それが押入やクローゼットの中だったら、「扉を開ける」という別の動作が加わります。
動作の数(アクションポイント)は少ない方が、使う人は楽。
なるべく簡単に出し入れできることが、収納の黄金ルールです。
しかし一方で、引出しの便利さは手放しがたいもの。
そんな時は“すき間”を作ってあげるようにしましょう。
ぎっちり積み上げた引出しの一段を減らす。
縦一列を減らす。
引出しの中身だけ抜くというのもありです。
こうすることで、引出しを開けなくても“とりあえず置く”という
行動の余白が出来るのです。
空いたスペースに、バッグを一時置きする。
アイロンをさっと置く。
人にあげるもの、もらったものを一時置きする。
本来の場所に戻すまでの、一時避難場所(洗濯物などがこれですね)
という“余白”の収納が可能になります。
引出しに戻す手前の段階があると、時間が無いときでもさっと仮置ができ、
時間ができたら、きちんと戻す、というワンクッションになります。
使えるスペースは全て収納!とせず、力の抜けた収納スペースを作っておけば、引出し収納の利便性がさらに高まるので、おすすめの方法です。
次回は、3つめのルールについてお話しします。
アメリカ発の整理術 ライフオーガナイザー
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