大そうじの前に、お掃除のポイントをお伝えする4回です。
前回の記事はこちら
くらしと収納-年末の大そうじに向けて1>
(LIXIL リノビオ)
汚れと、洗剤の液性についてお話しした前回。
Ph度によって、
強酸性>酸性>弱酸性>中性<弱アルカリ性<アルカリ性<強アルカリ性
とありますが、強酸、強アルカリは工業目的やプロが使うもの。
一般家庭向けの掃除洗剤ではほぼ売っていません。
アルカリ性でも酸性も強すぎると、肌に悪影響があったり
素材を傷めることもあります。
その汚れに必要最小限の効果で、スッキリ落とす事がポイントなのです。
♢”お風呂掃除には水まわり洗剤”は正しい?
みなさん、お風呂掃除にはどんな洗剤を使っていますか?
「バス◯◯」という商品名の洗剤を使っている方が多いかもしれません。
水まわりの汚れは、ヌメヌメ水垢や、白いカルキ汚れ。
性質は(弱)アルカリ性。
ということは、酸性寄りの洗剤を使えば良いと言うことですね。
では、ご自宅の洗剤のウラ面ラベルを見てください。
『液性』という項目がありますが、そこには何と表示されているでしょう?
意外な事に、「中性」 と表記されている事が多いです。
そう、お風呂掃除洗剤は「中性」洗剤が多いのです(もちろん違うものもあります)
もちろん、中性洗剤で日常的な汚れは落ちます。
中性洗剤はキッチンの食器洗い洗剤も同じですから、代用も可能です。
意外ですか?
♢まるで新品のバスルーム
バスルームの汚れは実は水汚れだけではありません。
石けんカスや皮脂汚れのほうが実はやっかいな汚れだったりします。
なぜならカビの原因はこちらの油系の汚れだからです。
油汚れを床にして、カビ菌が繁殖して増えて行きます。
だからこそ、全体を洗う時には、油汚れを落とす洗剤が有効!
換気扇の油汚れを落とす洗剤(アルカリ性/弱アルカリ性)で全体を洗います。
特に特別な事をする必要はありません。
スポンジに垂らして壁をなでるだけ。
しつこい汚れは、しばらく塗った状態で放置します(5〜10分)。
あとはすすぐだけ。
これだけで、キュッキュと音が鳴るくらいきれいになっています。
白っぽい汚れが気になる時は、このあと水垢を落とす酸性の洗剤で洗い直すと
新品のようにピカピカのバスルームが復活しますよ。
水アカを落とせる酸性洗剤の使い方は次の記事でご説明します。
アメリカ発の整理術 ライフオーガナイザー
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