さて初めての買い物である“資産の家づくり”では、誰もがお金のことについて
大なり小なりいろいろと不安を抱えていると思います。
その不安を払拭するために、家づくりでは“資金計画”をすることが一番！といって良いほど
大切になっていきます。
そして多くの方が“資金計画”について勘違いをしていることがあります。
それは、“資金計画”をするタイミングです。
つまり、家づくりでは、どのタイミングで“資金計画”をするのか？
ということが非常に重要になってくるということです。
結論から申し上げますと家づくりの“資金計画”は、家づくりの最初にしなければ全く意味がありません。
例えばなにか買い物をする時、財布の中身を把握した上でモノを買いますよね。
それと全く同じ行動です。
家づくりの“資金計画”では、まずは予算を決めることからスタートしてください！
もし土地がない方は、決してはじめに土地を探さないでください！
では予算配分ですが、家計の状況や自分たちの属性、それから家族のライフスタイルをもとに、
月々の返済額とどの金利にするのかをよく考えた上で、住宅ローンをいくら
借りるのかをまず決めます。
それと自分たちの貯蓄や親からの援助といった、自己資金を合算することで導き出していきます。
そして、その予算が出たところで、土地と家以外にかかってくることになる
別途費用を差し引いていきます。
（土地購入の手数料、新しく購入する家電製品や家具や引越し代などなど、まだまだいろいろとあります。）
次に残った予算の中で、どんな土地を購入して、どんな家を建てるのか？
ということを決めていくようにします。
これが、資金計画の正しい順序です。
このように家づくりを進めていくことができれば、
あなたにとって決して無理のない予算の中で家づくりを行えるようになります。
そうすれば、建てた後の生活が苦しい…といったリスクを回避することができるようになります。
しかし、多くの方が“資金計画”の意味を間違って理解しています。
土地を決めて、家の図面を描き見積もりが出たところで、資金計画を行って総予算を出し
銀行に相談に行きます。
そして、銀行が提案してくれる金利商品の中で、
目先の金利と返済金額のことしか考えず住宅ローンを借りてしまいます。
この順序をたどった場合、ずっとお金の不安が払拭されないまま家づくりを進め続けなければ
いけなくなるだけではなく、ほぼ確実に予算オーバーを引き起こし建てた数年後に生活が苦しい…
という状態になってしまいます。
また、家づくりの順序を誤ってしまった場合、
自分に合った住宅ローン選びができなくなる可能性も高くなってしまいがちです。
もし予算をオーバーしてしまった場合、月々の返済金額を少しでも落とそうとすれば、
初期費用として銀行に支払わなければいけない費用が安く、金利も安い変動型の
住宅ローンを選ばざるを得ないからです。
金利が固定型の住宅ローンにおいては、金利上昇のリスクを負わなければいけないのは、
銀行なのですが、変動型の住宅ローンにおいては、金利上昇のリスクを
負わなければいけないのはあなたになります。
（銀行は変動型の住宅ローンを勧めてきます）
そして家の住宅ローンは、わずか数年で返済できるような金額ではありません。
30年、35年という長期間ずっと続いていくものです。
その長期間の中で、日本の景気がどのようになるのかは誰も予想がつきませんが、
現在の世界の情勢を見ている限りは、近い将来、日本もじわりじわりと金利上昇することは
間違いない状況となってきています。
もし、数年後金利が上がるようなことになってしまったら…!?
しかも、ほとんど元金が減っていない状態だったら…!?
毎月、数万円も返済負担が上がってしまったら…!?
給料は全然増えないのに…
この資金計画のタイミングを間違えてしまえば、
このような結末を迎えるリスクが増大することになってしまいます。
家族のためにこんな最悪なことは避けたいですよね？
でも、現実にはこういった道を辿ってしまっている方が数多くいらっしゃいます。
そうならないためにも“資産の家づくり”をはじめる時は、
まず“資金計画”からお願いします。
そして現実的な予算の把握を行なうことができれば、
それを最大限にあなたの理想を叶えるようにするだけです。
家族のために“資産の家づくり”をするのはもちろん大切なのですが、
入居してからどんな暮らしをしていくのか？築いていくのか？の方が、
もっと大切なことではないでしょうか。
そこをブレないよう正しい方向へと導いていくことが
私たち住宅会社の使命だと思っています。
もしお金に対してなんらかの不安を感じていらっしゃる方は、
いつでもご相談いただければ幸いです。
『あなただけに・・・。』
～価値ある空感づくりを共に～
